新たな芸術療法への挑戦
2025/06/09
このたび厚生労働省は、2024年の「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等」を公開しました。2024年の累計自殺者数(20,268人:暫定値)は、前年と比べて同月比1,569人(約7.2%)減となりました。  しかし、小中高生の自殺は527人で1980年以降、過去最多となっています。 こうした状況を踏まえ、2025年6月6日、首相官邸で開催された第5回「こども政策推進会議」にて「こどもまんなか実行計画2025」が決定された。 こどもまんなか実行計画は、「こども大綱」(2023年12月閣議決定)に掲げられてきましたが、わが国の課題である少子高齢化は一層悪化している中で、日本の将来を担うべき子供たちの生命が自ら断たれている現状への実効性のある打開策が見出せるのでしょうか。 加えて、少子化の原因は「将来不安」という未来に期待できない状

第55回 日本芸術療法学会に参加して
芸術療法について · 2025/01/17
昨年10月に、第55回日本芸術療法学会にはじめて参加した。 大会テーマは「絵画療法から園芸療法、そして私の芸術療法」であり、東京都内の連合会館で2日間に渡って音楽、描画、箱庭、コラージュ、書道、心理劇、園芸など様々な療法の実践や研究を行っている方々の紹介が行われた。 芸術療法は、それぞれの療法によって精神疾患の治療として活用されているが、臨床的な治療だけでなく、これから一層のストレス社会の到来において日々の生活支援や心の支えを求める人々へも大切な活用であると考える。 小生は、音楽や自然の音を聴きながら自由画を描くという癒しを試みているが、今般の大会参加で英国認定アートされピストの発表で野外活動でのアプローチを聞き、大自然の力をかりての実践の素晴らしさを再認識させられた。 また、書道の臨書(手本を真似て書く)を通して、形や筆の動きのバランス・調和を意識した作品作りを楽しむという実践は、絵画でも名画を模写することで癒しにつなるのではないかと考える。 今年は、これらを参考に小生の思いを実践していきたい。

新年ご挨拶
2025/01/07
新年あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願い致します。 年賀にめでたい花結びの白蛇を作成しました。 新年が幸多き年になりますよう祈念申し上げます。